建材のメーカー別比較

こんにちは、ラバスト木村です。

今回は繊維系断熱材をメーカー別に比較して、その長所と短所を採用者の感想を通して紹介します。

まず、繊維系断熱材が何種類あるか箇条書きに書きます。

 ・ホームマット(ニチアス)
 ・ポリカットQ105(マグ)
 ・ダンレーマット(日東紡)
 ・マットエースMA10(旭ファイバーグラス)

●ホームマット(ニチアス)採用者の感想

・この製品と日東紡の「ダンレーマット」はいずれもロックウール 断熱材だが、ホームマットのほうがダンレーマットよりも硬く、 繊維が太いようだ。

・ホームマットは形状保持能力が優れているように感じる。ダン  レーマットは、若干、施工時のカットや充てんがしやすい。

●ポリカットQ105(マグ)

・ローコストで優れたQ値を比較的簡単に実現するには、最高の製 品だと思う。(ボード気密工法を前提とした場合)

・ただし、内側の防湿層と外側の気密層をきちんと理解した、設計 者及び施工者以外は使わない方が無難かもしれない。

●ダンレーマット(日東紡)

・つぶした後の復元力が小さいため、施工時に押し込むと元に戻り にくい。窓まわりなどでは施工精度を確保しにくい傾向がある。

・製品にもよるが、高性能グラスウールの方が全般にコシがあり、 緻密な断熱工事がしやすい。

●マットエースMA10(旭ファイバーグラス)

・温暖地域では、一般的なグラスウール10Kタイプである。

・木造在来工法においてグラスウール充てん工法は、適切な工事を すれば、価格と性能のバランスがとれる材料だと思う。

・しかし、仮に防湿シートを破っても補修を徹底するという作業が 出来るかどうかがポイントだろう。出来ないということを前提と するなら、他の工法や材料を考えなければならない。

・一般的な断熱材としては、コスト面からいっても無難だと思う。 ただし、筋交いなどがある場合はちょっと入れずらい。

<旭ファイバーグラスからの情報>
・グラスウールに発がん性の心配はありません。世界保健機構の下 部組織である国際がん研究機関は、人に対する発がんリスクの分 類において、紅茶・ナイロンなどと共にグラスウールを「人発が ん性に分類されない」グループ3に分類しています。

・ただ、グラスウールも一般の粉じんと同様に異物なので、作業者 は防塵マスクなどの保護具を着用するなど、吸引しないような対 策を講じる事を推奨します。

・袋入りグラスウールを覆っているフィルムのうち、室内側のフィ ルムは湿気の侵入を防ぐ防湿層です。

・壁の場合、柱と間柱あるいは間柱と間柱の間に寸法のあったグラ スウールを充てんして防湿フィルムの耳を重ねた後、見つけ面に タッカーなどで留め、施工します。

・そうすることで、防湿層を連続させ、グラスウールへの湿気の侵 入を防ぎます。防湿フィルムが損傷した場合はテープで補修しま す。これで、壁体内結露は防止できます。

・万一、湿気が侵入しても、防湿層以外のフィルムには湿気を逃が すための穴が沢山開いており、湿気は排除されます。

・このフィルムは防湿層でないため、施工上の理由で切ったり、破 ったりしても問題は生じません。

・以上のような正しい施工と共に、壁体内の湿気排出を確実にする ため、グラスウールの外側に通気層を確保することもお勧めしま す。●マットエースMA10(旭ファイバーグラス)








こんにちは、ラバスト木村です。

今回はボード系断熱材をメーカー別に比較して、その長所・短所を採用者がどう感じたかを紹介したいと思います。

まず、ボード系断熱材として、何種類あるか箇条書きに書きます。

・カネライトフォーム(カネカ)
・ネオマフォーム(旭化成建材)
・スタイロエース供淵瀬Σ醜)
・エスレンフォーム(積水化成品工業)
・アキレスボード外張りノンフロン(アキレス)

●カネライトフォーム(カネカ)採用者の感想

・蓄熱式床暖房の下地床断熱材として厚50ミリのカネライトフォー ムを標準仕様として使った。

・以前はスタイロフォームを使っていたが、工務店からカネライト フォームの方が安価に手に入るということで採用するようになっ た。

・性能に違いはないようだ。

・押出法ポリスチレンフォーム3種bは発泡樹脂が密で結構硬い。
 断熱材としてダウ化工のスタイロフォームと同じ程度だが、納入価格が安 価である。

●ネオマフォーム(旭化成建材)採用者の感想

・北海道の寒冷地にて、外断熱工法で使った。
 外壁に50ミリ厚のネオマフォームで、次世代省エネルギー基準を クリアできる性能は申し分ない。

・しかし、納入価格が高く、他社の同等性能の断熱材と比較しても かなり割高であった。

・性能的には申し分ないが、他社製品に比べて割高であるので、予 算に余裕があるときに採用している。

・ただ、不燃認定品であるので局所的にはよく採用する。

・外張り断熱にする場合、性能と薄さで候補に挙がったが、価格で 断念した。グラスウールの10倍近いコストになる。

・私たちはOMソーラー住宅を作っているので、集熱面の下は100℃ を越える温度になる。ネオマフォーム以外の発泡系断熱材では収 縮したり、膨張したりといった変形をおこしてしまう。

・水に浮かべておくと沈んでしまうので、吸水性や吸湿性の点で気 にかかっている。施工中に踏んだりしてへこましてしまうと元に 戻りにくいのも難点だ。
(旭化成建材の回答によると常時水分に接するような使用をしなけ れば、問題ありませんとの事)

●スタイロエース供淵瀬Σ醜)採用者の感想

・価格は高価だが、厚さと性能の関係からすれば、仕方ないと言え る。
 
・3種b(発泡樹脂が密でかなり硬い)という最高性能の物を指定 すること多いが、施工者の意識の中では、1種b(発泡樹脂が粗 く欠けや割れがでやすい)を想定している場合がある。

・現場では、厚さは指定されているものを使っているが、種類を違 うようにする場合がある。監理の際には注意しなければならない。

・北海道では、一般的な製品である。価格が安く、施工性も良いの で、よく使用している。

・ウレタンに比べると熱伝導率が少し高めだが、厚さを考慮して上 で採用している。

・断熱材としては、定番の製品であると認識している。加工性が良 く。価格的にも手頃なので、施工側から特に提案が無い場合 は、 この製品を採用している。

●エスレンフォーム(積水化成品工業)採用者の感想

・以前使っていたが、厚みの対応で50ミリ以上は張り合わせとなり、 その分とても割高になった。

・せめて、乎楼茲任了斗裕定で次世代エネルギー基準程度の厚さ に対応していないと使いにくい。

・土間コンクリートの断熱用に採用している。他の類似製品と比べ て、諸性能が異なる。例えば、肌触りや粘りなど微妙に違ってい る。砕石の上に敷くには良い製品だ。

●アキレスボード外張りノンフロン(アキレス)

・営業マンの一人一人が断熱に関する正確な知識を持ち合わせてい る。

・価格だけを見ると、決して安い買い物ではないが、費用対効果か ら見ると、この会社の製品には価値がある。

・施工性の問題で厚くなった場合に、例えば厚さ50ミリではビスが 長くなり、施工が困難になることがある。



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